はじめ。

季節の変わり目は、大概調子が宜しくない。
ので、今日も、もう疲れた。

起きたのは、昼過ぎ?14時過ぎ?だったっけな、なのにな。もうしんどい。

最近の季節の変わり目は、そう不調が訪れて来なかった。いや、来てくれて居ないでくれたのか。と思う。

調子、良かったんだなぁ、わたし。………。



家の窓沿いは、中学生の通学路。私も彼処の卒業生。
今のあの子達はよく歌う。
登校中も、下校中も。

唱歌?流行りの曲。ヒット作品の主題歌。自作の歌?よくわからないけど八割方拍手のハモり。謎の合唱ファルセット。

青春真っ只中やね。
凄い、何でみんなあんなに歌えるんだろう、男の子も、女の子も。
それはそれは、みんなしあわせそうに歌うんだ。
青春を謳歌して居る。文字通りを彼ら彼女らは。

……彼らが大人に成ったとき、独りに成って仕舞ったと感じたとき、この事をこの時をどうか思い出して欲しいと、いつもいつも、みんなの歌を聴きながら願ってる。想ってる。

一年とちょっと前は、米津さんのレモンを、よく聴いた。
この一年は、やはりと言うか、「鬼滅の刃」の紅蓮華。
その他もろもろ、色んなジャンルの歌を歌う。

10人近くで合唱してたり。
二三人で仲良く歌ってたり。
一人で歌ったり。
おそらくチャリで疾走しながら耳にイヤホン突っ込んで、一人熱唱しながら走り去ったり。

最近は何かの合唱曲のハモりが多い。
練習中?とは言え、全力で、全身全霊で歌ってるから、とても声がキラキラして聴こえる。

薄暗くなると、小さな声で、でも楽しそうに歌っているのが可愛らしい。

もう、音楽の先生、情操教育関連に関わる先生がどんな方々かちょっと気になる程。笑。
あんなに毎日、楽しそうに嬉しそうに歌われたらさ。

みんなが幸せそうで私も嬉しい。でも、ほんとうに辛い子は、無言だろう。
私の窓の前を通る子も。
孤独な子も、悲しい子も、苦しい子も、つらい子も、みんな無言だろう。

私には聴こえない声を上げる子、
君もどうか幸せで在って欲しいと願ってる。

私も見ず知らずの沢山の人に、幸せを願われたんだろうな。
未来からの声が、沢山の声が、今に成り聴こえる。

秋の夕暮れは、すべてのものが、懐かしくなる。
郷愁のような。